毎日使える九谷焼。

通常のご飯茶碗よりも一回り小さい「姫碗」です。
お子様用としてはもちろん、糖質を気にされる「オトナ向け」としてもオススメです。
万人の手にしっくりする形で、非常に使い勝手のよい品となっております。

【吉田屋】
九谷古窯の廃窯からおよそ120年後、1824年に古九谷の再興を目指して興されたのが「吉田屋窯」です。
「九谷五彩」の内「赤」を用いない、独特の色使いが特徴です。
吉田屋窯は僅か７年で廃窯されましたが、数々の名品を生み出し、新時代の九谷焼の祖となりました。
この吉田屋窯の作風を取り入れたものを、現代では「吉田屋風」と呼んでいます。

【万年青】
万年青（おもと）は吉田屋窯を代表するモチーフの一つです。
本来は赤いはずの万年青の実ですが、赤を用いない吉田屋風の「紫の実」となっているところに面白味を感じます。
万年青はその名が示す通り、一年中葉を茂らせている＝「万年栄える」という縁起物です。 かつては引っ越し祝い、新築祝にも用いられました。